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血の雨が降っても、それを止める術はないと、思った。
手が緋色に染まっても、幻想に生きる僕には関係ないと、思った。
飲み込むような泥の運河を愛して僕は生きなければならなくて、それはみんな一緒で、それでも不安にかられてしまうから、ならばいっそ、だ。

崩れ落ちる前に確かに余興があったのよ、と、祭りの女が呟いた。しゃらしゃらと鳴る鈴の音は、何にも代え難い。ほうほうと梟の微笑が聴こえて、だから、僕は笑うことしか出来なかった。そいつを崩したのは、僕なのだ。血の雨と緋色の掌。泥河。君。出逢う為に崩したのは、僕だ。

額に当てられた鈴達に、僕は口付けを落とす。よくわかったのね。と、祭り女の魂が笑った。

* * *

何を書いても文にならない…。

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