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「ムカつく」
「サクラ、僕は何か君の勘に触るようなことをしたのかな?」
「別に。私が只アンタに一方的にムカついてるだけだし、アンタは何にも悪くないわよ、心配しないで」
「理由は、訊いたら駄目?」
「アンタがナルトと出掛けたから」
「ああ、サクラも誘おうかと思ったけど、イノさんと話してたから」
「アンタの話よ。サスケ君とアンタは似てるわねって話」
「そう、似てるかな?」
「さあね。私はそうは思わないけど」
「それで、どうしたんだい?」
「全部正直に言うと思ったら大間違い」
「……サクラ、僕は」
「あのね、サイ」
「うん?」
「私最近、アンタにムカついてばっかりだわ」
「それは僕が悪いのかな?」
「どうかしらね。……アンタは、違うんだ……」
「何が、か訊いていいかい?」
「……アンタは、私が……」

言いかけて、馬鹿馬鹿しいと思った。
こいつは私のじゃないし、私はこいつのじゃない。
少なくとも私はそう思っている。筈。
あの子だって絶対に私のものにはならないし、だから、私の者じゃない二人が一緒にどこかへ行っても、おかしくない。

(私、気持ち悪い)

この感情が嫉妬だと言うなら、私は素直に妬むことも出来ない愚かな女だというそれと、同義だ。
大体、嫉妬? それも明確でないなんて、まともに一人を好きになったことがない証拠。

「本当は君が捕まらない時を選んだ。君へのプレゼントを買いに行ったんだ」
「生憎私の誕生日は春よ」
「クリスマスって知ってる?」
「クリスマスだってまだ先。それに、きっと任務まみれのクルシミマス、プレゼントは血まみれの誰某からの密文書、とかだわ。まず、生きてるのかしら、謎ね? あと、サイ、一応忠告してあげる。プレゼントはサプライズで渡した方が女の子は喜ぶわよ」
「僕も本で読んだからナルトにそういったんだけど、サクラが不機嫌になったら、本当のこと話した方がむしろ良いって」
「ナルトの助言は上級者向けよ。サスケ君だって使えないわ」
「そうかな、でも君は」
「何」
「君の機嫌はよくなった」
「だから、上級者向けよ。ところで一つきいていい?」
「うん?」
「私達別に年中一緒に居るわけじゃないのに、わざわざ私の前で二人きりで行ったのは、なんで?」
「勿論、サクラに気にして貰いたかったからだよ」
「……ムカつく」

***

「ムカつく」で始まり「……ムカつく」で終わるラブストーリー。
三点リーダーに凝縮されたサクラさんの狼狽ですよ。
まあつまり、気にしてよオーラ無意識に出しすぎてムカつかれてたサイさんの話でした(そういう話だったんだ)

うちのサクラちゃんはサイといる時に屈託なく笑うんだろうか…?

それにしても薄いな。中身ないな。

まあ、何はともあれ、らぶらぶです。砂吐きそうなくらいデレてんなあ、サイもサクラちゃんも(←非常に饒舌なところが)!(ツッコミ不在)
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