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2007.12.09 Sun 00:51:04
アイアンメイデンのようだ、と思う。アンタどうしてそんな風に私を刺してゆくのかしら、ねえ。がらくたに見えた関係性なら、投げ出してしまいたい。
気付いて欲しい気持ちなら云わなければ伝わらない。は、口で云うだけなら失うものなんてないんだわ、と飲み込んで、サクラはナルトを睨む。視線で人が殺せるなら、死んでしまえとだって思うのに。
サクラちゃんどうしたの、と、おばかが首を傾げた。アンタを好きだって考えてたのよ。
「俺もサクラちゃん好きだってばよ?」
「はいはい、私はアンタのお母さんだからね」
手の掛かる子供なら棄ててしまえばいい? できたら苦労しないわ。
何時の間にか、珈琲をブラックで飲む日がやってくるように、子供は私(母親)の手からすり抜けていく。一人立ちするなら、一人立ちさせてからにして。不安定なままで独り攻防戦は辛すぎるのよ。はいはい、私もアンタ達が好きよ。憎いくらいに、とは云わないけれど。
「アンタもサスケ君も、手間が掛かりすぎるのよ。それさえなければ、母親想いの良い子達なんだけどね」
「サスケ?! サスケと一緒になんてしないでってばよ…!」
「似たもの同士で良いじゃない。苦労はするかも知れないけど」
酷いことを云っている自覚はあるから、もう放っておいてよ。
「アイアンメイデンの中に居るみたいよ。私」
「処女でもないのにか?」
二人目の手の掛かる子供が後ろから呟いた。あら、その理屈で行くと、私バージンロードは歩けないわね。
「任務は終わったの? 彼女のお迎え? 優しいのね、サスケ君たら。私が処女だろうと処女で無かろうと、サスケ君には関係ないんじゃないの? 大きなお世話よ」
「デリカシーか?」
「ああ、安心して、そこは求めてないから」
ぐるりとかき回した珈琲は白く濁っている。大丈夫、まだ私、珈琲はブラックで飲めないから。
「処女だしね、私」
「嘘吐け」
「あら、本当よ? どうせキバかシカマル辺りの予想でしょ? それともサスケ君が勝手に思ってたのかしら?」
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気付いて欲しい気持ちなら云わなければ伝わらない。は、口で云うだけなら失うものなんてないんだわ、と飲み込んで、サクラはナルトを睨む。視線で人が殺せるなら、死んでしまえとだって思うのに。
サクラちゃんどうしたの、と、おばかが首を傾げた。アンタを好きだって考えてたのよ。
「俺もサクラちゃん好きだってばよ?」
「はいはい、私はアンタのお母さんだからね」
手の掛かる子供なら棄ててしまえばいい? できたら苦労しないわ。
何時の間にか、珈琲をブラックで飲む日がやってくるように、子供は私(母親)の手からすり抜けていく。一人立ちするなら、一人立ちさせてからにして。不安定なままで独り攻防戦は辛すぎるのよ。はいはい、私もアンタ達が好きよ。憎いくらいに、とは云わないけれど。
「アンタもサスケ君も、手間が掛かりすぎるのよ。それさえなければ、母親想いの良い子達なんだけどね」
「サスケ?! サスケと一緒になんてしないでってばよ…!」
「似たもの同士で良いじゃない。苦労はするかも知れないけど」
酷いことを云っている自覚はあるから、もう放っておいてよ。
「アイアンメイデンの中に居るみたいよ。私」
「処女でもないのにか?」
二人目の手の掛かる子供が後ろから呟いた。あら、その理屈で行くと、私バージンロードは歩けないわね。
「任務は終わったの? 彼女のお迎え? 優しいのね、サスケ君たら。私が処女だろうと処女で無かろうと、サスケ君には関係ないんじゃないの? 大きなお世話よ」
「デリカシーか?」
「ああ、安心して、そこは求めてないから」
ぐるりとかき回した珈琲は白く濁っている。大丈夫、まだ私、珈琲はブラックで飲めないから。
「処女だしね、私」
「嘘吐け」
「あら、本当よ? どうせキバかシカマル辺りの予想でしょ? それともサスケ君が勝手に思ってたのかしら?」
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