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2007.12.01 Sat 21:58:54
欲しくないものを欲しがるのは、ナルトの悪い癖だと思う。そうやって、全てを手に入れていくんだ。僕の気持ちなんて、知らないままで。悪意のない悪は、性質が悪いんですよ。やっている本人は知らぬ存ぜぬの侭、周囲の人間だけが巻き込まれていく。巻き込まれるのは身近な人間だけで、ならば、そのもう一つ外側に居る人間たちはどうすればいいのだろうか、と、思う。
こういうときに、僕はもう一つ仲間になりきれて居ないのだろう、と、哀しくもなるんだ。嬉しくないよ、知らなかった感情を知っても、こんな形で、知っても。
「サスケ君、一つ訊いてもいいかな? ナルトは君のものじゃないのかい? 君のものだったら、縄にでも繋いでおいて欲しいんだけど。それが出来ないのは、いや、やらないから、なのかな?」
「……サイ…『訊いてもいいかな?』の答えを俺は未だ言っていないんだがな。そして、残念ながら、アイツは俺のものじゃない。アイツはアイツのものでしかない」
「尊いんですね。ああでも、価値観の相違、というやつなのかな?」
人の話を聞かない奴だ、と、思う。自分も負けては居ないけれど(そこには一応自覚があるのだ)それにしても、だ。サイとサクラの二人はコンビなんたらも抜群で、けれど、その二人で忍務に赴く事はない。あればその忍務の成功率は凄まじいだろう、いや、成功率以上に様々な意味で死んでいく輩の方が多いだろうか? こいつらの痴話喧嘩は、自分たちのそれとは似て非なるけれどその被害は自分たち以上だ。まさに、冷戦。似たもの同士だということを、そろそろ知るべきだろう。……知っているからこその、なのだろうか。
「大体、なんでアレを繋がなけりゃならないんだ?」
犬や猫じゃあるまいし。と、サスケが眉間に皺を寄せると、サイはニコニコとしたそれのままで答えた。
「犬や猫だったら良いんですけどね。なんていうのかな、これは。嫉妬、かな」
「かな、って、お前…」
「サクラは、僕よりもナルトのことが好きなんです」
そりゃあ、そうだろう。仕方の無い事だろう。だってお前、それは。
「親子間に嫉妬しているようなものだぞ、サイ」
「解ってますよ。だから、サスケ君に相談してるんじゃないですか」
「どうなんだ、それは…」
でも、親子間、かあ。サイが、唸るように呟く。よく通る声だ。サスケが欠伸をした。
親子も親子。まさに絵に書いたような親子だ。マザコンが。
今日も今日とてデートに行ってしまったあの二人を、善しとも思わないが悪しとも又思わない。あれで保つ事が出来ているのならばまあそれでもいいかとも、思うわけだ。後悔はしていないけれど、負い目があるせいだろうか? たとえば、里を抜けたことの。帰ってきてからあの二人の絆だのなんだのがとてつもなく強くなっている事を感じたサスケは、もう、溜息もつけなくなっていた。畜生。思うさ。でも、それを如何にかできるとしたら、お前のほうじゃないのか、新七班。畜生。
首をひねっていたサイが、また、口を開いた。
「親子間でも、キスはしますか?」
「……は……?」
別に、いいんですけどね。
あの二人は、愛し合っているんだと思う。どんな形だとしても。
それが少し、寂しくなるんだ。なんていったら、気持ちが悪いといわれるでしょうか? もうすこしだけ近くに行きたいと思うのに、僕の気持ちが足りないからかな? それも、わからない。
「ナルトの一番じゃあ、無いくせにね。サクラはいつでもナルトが一番だ。……別に、いいんですけどね」
別に、悪いとも思わない。ただ、あの子は僕にとっての、小さな悪だと思ったんだ。
*********
飽きた。内容の伴わない文章は小説ではありません。よってこれはただの文に他なりません。
・・・・・・・・・・・・くっ・・・・・・・・・・!わかってるんだ・・・・・・・・・!
サクナルでのキスはありだと思います。ナルサクじゃないんだ。サクナルなんだ。二人は親子なんだ。
こういうときに、僕はもう一つ仲間になりきれて居ないのだろう、と、哀しくもなるんだ。嬉しくないよ、知らなかった感情を知っても、こんな形で、知っても。
「サスケ君、一つ訊いてもいいかな? ナルトは君のものじゃないのかい? 君のものだったら、縄にでも繋いでおいて欲しいんだけど。それが出来ないのは、いや、やらないから、なのかな?」
「……サイ…『訊いてもいいかな?』の答えを俺は未だ言っていないんだがな。そして、残念ながら、アイツは俺のものじゃない。アイツはアイツのものでしかない」
「尊いんですね。ああでも、価値観の相違、というやつなのかな?」
人の話を聞かない奴だ、と、思う。自分も負けては居ないけれど(そこには一応自覚があるのだ)それにしても、だ。サイとサクラの二人はコンビなんたらも抜群で、けれど、その二人で忍務に赴く事はない。あればその忍務の成功率は凄まじいだろう、いや、成功率以上に様々な意味で死んでいく輩の方が多いだろうか? こいつらの痴話喧嘩は、自分たちのそれとは似て非なるけれどその被害は自分たち以上だ。まさに、冷戦。似たもの同士だということを、そろそろ知るべきだろう。……知っているからこその、なのだろうか。
「大体、なんでアレを繋がなけりゃならないんだ?」
犬や猫じゃあるまいし。と、サスケが眉間に皺を寄せると、サイはニコニコとしたそれのままで答えた。
「犬や猫だったら良いんですけどね。なんていうのかな、これは。嫉妬、かな」
「かな、って、お前…」
「サクラは、僕よりもナルトのことが好きなんです」
そりゃあ、そうだろう。仕方の無い事だろう。だってお前、それは。
「親子間に嫉妬しているようなものだぞ、サイ」
「解ってますよ。だから、サスケ君に相談してるんじゃないですか」
「どうなんだ、それは…」
でも、親子間、かあ。サイが、唸るように呟く。よく通る声だ。サスケが欠伸をした。
親子も親子。まさに絵に書いたような親子だ。マザコンが。
今日も今日とてデートに行ってしまったあの二人を、善しとも思わないが悪しとも又思わない。あれで保つ事が出来ているのならばまあそれでもいいかとも、思うわけだ。後悔はしていないけれど、負い目があるせいだろうか? たとえば、里を抜けたことの。帰ってきてからあの二人の絆だのなんだのがとてつもなく強くなっている事を感じたサスケは、もう、溜息もつけなくなっていた。畜生。思うさ。でも、それを如何にかできるとしたら、お前のほうじゃないのか、新七班。畜生。
首をひねっていたサイが、また、口を開いた。
「親子間でも、キスはしますか?」
「……は……?」
別に、いいんですけどね。
あの二人は、愛し合っているんだと思う。どんな形だとしても。
それが少し、寂しくなるんだ。なんていったら、気持ちが悪いといわれるでしょうか? もうすこしだけ近くに行きたいと思うのに、僕の気持ちが足りないからかな? それも、わからない。
「ナルトの一番じゃあ、無いくせにね。サクラはいつでもナルトが一番だ。……別に、いいんですけどね」
別に、悪いとも思わない。ただ、あの子は僕にとっての、小さな悪だと思ったんだ。
*********
飽きた。内容の伴わない文章は小説ではありません。よってこれはただの文に他なりません。
・・・・・・・・・・・・くっ・・・・・・・・・・!わかってるんだ・・・・・・・・・!
サクナルでのキスはありだと思います。ナルサクじゃないんだ。サクナルなんだ。二人は親子なんだ。
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