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2008.07.20 Sun 22:26:17
きっと、覚えてはいないだろう。それでいい。俺が覚えている。馬鹿め、お前が覚えていたところで、童子が覚えて居なければ意味がない、そうは思わぬか。……お前はどうだ、人の事が言えるのか? 言えると思うなら、お前は救いようのない馬鹿だな。
故郷から、生まれ落ちる童子を待つ二人の山神の間で時たま交わされる他愛ない言葉は、暇つぶしだ。久々能智命。
慕うわけではないが、腐れた縁。とは言え不死であるから、訪れる間隔は人の生が始まり終わる位である。久々能智。迦具突智が顎を掻く。
「お前の童子は生まれ落ちたのか?」
「少し前にな」
「生はどのようだ?」
「どうだろうな、まだわからぬ。今は自我も芽生えたかどうか。けれど、その内詰まらぬと、言うようになるのかもしれないな」
久々能智は鬼畜な笑みを象った。その口角に寂しさが宿るのだ。迦具突智は知っている。
「覚えているだろうか?」
「いいや。けれど、覚えてなくとも構わない。思い出させれば良いのだから」
「考えは俺とさほど変わらないな」
「司るものは違っても、同じような山神だからな」
ような、を強調する久々能智に、迦具突智は首を捻る。ような、とはどういう意味だ?
「気にするな。お前とまるきり同じ山神と思われることが心外なだけだ」
「当然だ。お前と俺は違うだろう」
つい、と横を向いた久々能智は、小さく、そうだな、と呟いた。
「童子は運命と出逢ったか?」
「いいや、まだだ。そもそも出逢うかどうかもわからぬ」
「わからぬか」
「運命とはそういうものだ」
久々能智は続く問いかけに吐息した。木々がさわりと揺れ動く。葉の間からきらきらと、零れる太陽がとても眩しい。
「お前の童子はまだ生まれないのか? 」
「生まれない。兄は生まれたようだが……大体、生まれていたらこんなところに来てなどいない。ずっとあれの側にいる」
「こんなところ、と言うなら来なくていいぞ。誰も所望してなどいないのだから」
久々能智が笛を吹く。音色が風に流れる。迦具突智は音に耳を澄ますと、しばらくそれを聴いていた。
音色が途切れる。
「もうしばらくすれば、あの頃と同じ歳になる」
「教えに行くのか?」
「思い出させに行く」
そうか、と、迦具突智は嘆息した。その頃には、アレも生まれているな。
「お前とももう、会うことがなくなる」
「寂しいか?」
「まさか」
せいせいする。と憎たらしく笑む久々能智に、迦具突智も笑った。
****
目先の萌を消化しないと次に取り掛かれないorz
ええと久々能智様の口調がイマサンわからん。キャラクター崩壊?何を今更!というかですね。目眩がする立ち眩む気持ち悪い頭痛いこれって夏バテ?弱ってるだけ?まあ、なんでもいいや(´∀`)疲労困憊!メンタル面でね!あー(´∀`)おうち帰ったらえちゃするかも!誰か構って☆(寝ろ?聞こえないなあ!勉強しろ?聞こえないなあ!)あったまいたー(´∀`)
故郷から、生まれ落ちる童子を待つ二人の山神の間で時たま交わされる他愛ない言葉は、暇つぶしだ。久々能智命。
慕うわけではないが、腐れた縁。とは言え不死であるから、訪れる間隔は人の生が始まり終わる位である。久々能智。迦具突智が顎を掻く。
「お前の童子は生まれ落ちたのか?」
「少し前にな」
「生はどのようだ?」
「どうだろうな、まだわからぬ。今は自我も芽生えたかどうか。けれど、その内詰まらぬと、言うようになるのかもしれないな」
久々能智は鬼畜な笑みを象った。その口角に寂しさが宿るのだ。迦具突智は知っている。
「覚えているだろうか?」
「いいや。けれど、覚えてなくとも構わない。思い出させれば良いのだから」
「考えは俺とさほど変わらないな」
「司るものは違っても、同じような山神だからな」
ような、を強調する久々能智に、迦具突智は首を捻る。ような、とはどういう意味だ?
「気にするな。お前とまるきり同じ山神と思われることが心外なだけだ」
「当然だ。お前と俺は違うだろう」
つい、と横を向いた久々能智は、小さく、そうだな、と呟いた。
「童子は運命と出逢ったか?」
「いいや、まだだ。そもそも出逢うかどうかもわからぬ」
「わからぬか」
「運命とはそういうものだ」
久々能智は続く問いかけに吐息した。木々がさわりと揺れ動く。葉の間からきらきらと、零れる太陽がとても眩しい。
「お前の童子はまだ生まれないのか? 」
「生まれない。兄は生まれたようだが……大体、生まれていたらこんなところに来てなどいない。ずっとあれの側にいる」
「こんなところ、と言うなら来なくていいぞ。誰も所望してなどいないのだから」
久々能智が笛を吹く。音色が風に流れる。迦具突智は音に耳を澄ますと、しばらくそれを聴いていた。
音色が途切れる。
「もうしばらくすれば、あの頃と同じ歳になる」
「教えに行くのか?」
「思い出させに行く」
そうか、と、迦具突智は嘆息した。その頃には、アレも生まれているな。
「お前とももう、会うことがなくなる」
「寂しいか?」
「まさか」
せいせいする。と憎たらしく笑む久々能智に、迦具突智も笑った。
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目先の萌を消化しないと次に取り掛かれないorz
ええと久々能智様の口調がイマサンわからん。キャラクター崩壊?何を今更!というかですね。目眩がする立ち眩む気持ち悪い頭痛いこれって夏バテ?弱ってるだけ?まあ、なんでもいいや(´∀`)疲労困憊!メンタル面でね!あー(´∀`)おうち帰ったらえちゃするかも!誰か構って☆(寝ろ?聞こえないなあ!勉強しろ?聞こえないなあ!)あったまいたー(´∀`)
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