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「いい加減、アンタ達のイチャつきっぷりに、他人巻き込むの、止めてくれないかしら?」

 仁王立ちのサクラからもれ出た言葉に、ナルトは身を竦ませた。意味が判らないよ、サクラちゃん、とでもいうように首を傾け、貼り付けたような笑みを浮かべる。とんとんとん、と、リズムを追っていい音が漏れ出る。サクラの足元からだ。これは、大分怒っているなあ、と、感じるのだけれどその理由がはたとしてわからない。何について、怒られているのだろう、自分は? 何か怒られるようなことをしたかなあ、と思考をめぐらせていると、目の前の机がバン、と凄まじい音を立てた。思わず、ひっ、と短い悲鳴が上がる。サクラを見、そして、机の上を見る。机上に置かれていたのは、淡いピンクの、ケータイ電話。サクラのものだ。『読んでみなさいよ、それ』この場合の『読んでみなさいよ』は、メールの事だろう。そして、『それ』は、彼女のケータイの。命じられるがままに読んでみると、なんのことはない。ただのメールだ。差出人は、幼馴染のうちはサスケ。これのどこに、自分が怒られる要因があるというのだろうか? きょとん、としていると、業を煮やしたのか、仁王立ちしていたサクラが先ほどまでケータイの乗っていた机の上に、どかっと腰をおろす。

「あんた、それ読んでもわからない?」
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