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 銀の髪をかき分けると、甘えたようにすり寄るクイーン。男を牽制していた人と同一人物とは思えないその姿に、ジョーカーは静かに息をついた。大丈夫。これは、クイーンだ。

「お風呂に入りますか?」
「うん、薔薇を浮かべたお風呂に入りたいな。RD」
[はい。お湯を張っておきますよ。直ぐに入れますから、どうぞ]

 立ち上がったクイーンは、三歩歩いて足を止めた。

「ジョーカー君は、どうするんだい?」
「僕は先に休ませてもらおうと思っていましたが……ホットワインでもいれておきますか?」

 ジョーカーの言葉に、クイーンは少し考えるように瞳を閉ざした。一瞬の後に開かれた灰色は、ジョーカーを見る。

「いや、……先に休むなら、気をつけるんだよ。意味はないけど、鍵はちゃんとしてね」
「……僕はそんなに弱くありませんよ。……それに、わざわざ僕を襲うことはないでしょう」

 男に力や技でかなうとは思わないが、抵抗くらいは出来る。言外に言えば、クイーンは笑った。そうだね。

「でも、もし寝込みを教われそうになったら、わたしを呼ぶんだよ」

 瞳は真摯だ。

「はい。寝首を掻かれそうになったら、あなたを呼びます。クイーン」

 銀の笑みを残して、ドアが閉じた。

*****

ひゃっほう語彙が少ないよ俺文才欲しい文才(´∀`)
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