ろみお。

どうしようか、もう、ロミオさんでかたっちゃうぜ俺。
ロミオさんといえばアレです。
最初の頃の、ワークショップ。
俺の相手役やった人。
まだちょめさんともあまり仲良かったわけではなく、けれどもまあ、同じ高校の演劇部だから、と彼女に演出(っていうかなんていうか)を頼みつつの、ロミジュリの動きを考えるってやつ。
『あれはひばりではなくてよ････････！』とかいう台詞を歩き回りながらやった記憶が。
あそこで、じゅりえっとさんは我儘だなあ、と思ったのも覚えていますよ。
あらまあ、ロミオ語りじゃなくなったわ。
そうそう、それから、どこかで見かける度、彼の呼び名は、とりあえず俺とちょめの間で『ろみお』。
たった一度切りの相手役でそんなかわいそうなあだ名を密かにつけられてしまった彼はいつでもどこでもろみお。
恐らく気付いては居ないのではないだろうか。
否。
気付いていない事を願う。
気まずいじゃん、ろみお。

わーくしょっぷで『ろみおだ！』
高校演劇の発表の場で『ろみおが居る、ろみおが！』『わ、ほんとだ、ろみおだ！』
ロミオとジュリエット、という名前だけ、がでてくるような劇でも、ろみおさえ近くに居れば、公演中に声は出さずに、それでも二人(ちょめと俺)の間では、何か、により交わされる電波。(ろみお！ろみお！)まあ、何か、はいろいろなんだけども。
演劇連盟の集まりに行く時、電車に乗る駅が一緒で、ろみおを見つけると『ちょめー！ろみお一緒の電車ー！』と、めーる。

迷惑な話ですよね。

でもきっと彼の名前はこれからもろみお。ろみおったら、ろみお。
一番いいやすいから、ろみお、ろみお。

ろーみーおーっ。

ロメオとジュリエッタ。


･････････ろめお････････。


ろみおのほうがいいよねえ。そうでもないのか？