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2012.06.04 Mon 21:47:43
伊丹さん、と何度も名前を呼ばれた気がした。起き抜け、目の前に見えたのは薄明るい、白い壁だった。なんだか不愉快な懐かしい声も聞こえた気がして、うっすら目を開き、夢であれ、と頭の片隅で思ってまた目を閉じた。
まんねんのこえ
「……あ、気がついた」
「……?」
目を開くと、傍らに誰かいるのがわかった。伊丹は動かない首を少し傾けて、その声の主を辿る。そこに居たのは、居るはずのない女。
「お久しぶりです伊丹さん」
元、元特命係の亀山薫の妻、美和子だった。
「……」
何でアンタが日本に居るんだ、と聞こうとして、口が動かないことに気づく。なにかで口が固定されている。
「ああ、駄目。伊丹さん今挿管されてるんだから」
……ここが病院だと、やっと理解した。
※※※
亀は万年。
まんねんのこえ
「……あ、気がついた」
「……?」
目を開くと、傍らに誰かいるのがわかった。伊丹は動かない首を少し傾けて、その声の主を辿る。そこに居たのは、居るはずのない女。
「お久しぶりです伊丹さん」
元、元特命係の亀山薫の妻、美和子だった。
「……」
何でアンタが日本に居るんだ、と聞こうとして、口が動かないことに気づく。なにかで口が固定されている。
「ああ、駄目。伊丹さん今挿管されてるんだから」
……ここが病院だと、やっと理解した。
※※※
亀は万年。
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