支離滅裂。

遺失物。


彼が、いない。一昨日までは、隣にいたのに。今は、いない。
それがとても寂しくて、いなくなったのは、一緒に出かけた、昨日。
いつの間にか、隣から、消えてしまっていて、何度かかけた電話は悉く出てもらえない。
メールの返事は返ってこない。
どうしてしまったの。とても心配。心配しなきゃいけないような人じゃない、なんて、判っているけれど。

「もう、何回目だろう･････」

電話の音。コール、コール、コール。
四度目の呼び出し音がした後、声がした。

「はい」
「あ･･･････秋山さん･･････！」
「うん、俺だけど」
「良かった････････」
「ああ、ごめん、ずっと繋がらなかったよな」
「すっごい、心配しました」
「心配なんて」
「判ってます、秋山さんに、心配なんていらないことくらい･･････私だって･･････。だけど･････秋山さん、私の了承を得ないで、かってにいなくならないでください･･････」
「･･･････なんで、キミにそこまで言われないと･･････」
「だって、秋山さんは、私の、所有物･･････････でしょう･･････？」


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ああなんか、ネタしかない･･････。