カレンダー
カテゴリー
最新CM
リンク
最新記事
(09/04)
(02/27)
(03/12)
(03/02)
(01/04)
最古記事
アーカイブ
ブログ内検索
2025.03.15 Sat 17:34:02
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2008.04.20 Sun 19:54:59
その腕になど、抱かれたいとは思わなかったし、今だって思っていない。過ちでいい。放置された林檎が音もなく腐るように、何時の間にか関係は乱れていた。愛などなく、ただそこに居たのが二人だった。それだけ。触れられることに拒絶したのは精神だけで、身体を抑え込まれればそこには抵抗すら塵芥に等しい異間。口先の反抗? 塞がれてしまえば無言。殺そうと伸ばした腕すら絡め取られて、拘束。自由すぎる自由の中で、噎せかえる堕落の淫舞。汚いとは思わなかった。間違いだとも思わなかった。快楽を求めて誰が悪いと言える? 近親相姦のような些細な罪も、そこにはないのだから。愛がないだけ。問題点をあげるとすれば、問題点がないこと。二人が互いを見ることはない。それぞれのベクトルは何時だって自分自身を見ていた。
大嫌いです。知ってるさ。冗談ですよ。それこそ嘘だろう。本気だと思うんですか? さあな、お前が考えることなんて、解らなくたって困らねえからな。
委ねる快楽の色は赤だった。皇帝の広げた腕に飛び込むことこそなかったけれど、その赤は恋しくて。背徳とはまた違う、けれど似た感覚をに、ひたすら口付けを、口付けを。
大嫌いです。知ってるさ。冗談ですよ。それこそ嘘だろう。本気だと思うんですか? さあな、お前が考えることなんて、解らなくたって困らねえからな。
委ねる快楽の色は赤だった。皇帝の広げた腕に飛び込むことこそなかったけれど、その赤は恋しくて。背徳とはまた違う、けれど似た感覚をに、ひたすら口付けを、口付けを。
PR
Comments
Trackbacks
TRACKBACK URL :