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文章書きさんにカタカナお題バトン

*-*rule*-*
以下のお題にあう、小説のような短文を書いてください。版権オリジナル問いません。


[モーニングコール]
 耳元で銃声がなった。顔面左側に感じたことのないような激痛が走る。意識が急激に浮上した。
「やあ、お目覚めかい? レイディ」
 そしてサヨナラだ、言葉と共に突きつけられた銃口に、俺は笑った。

[ベッド]
「お前には、高級なベッドを用意してあるんだ」
「悪いな、そこまでしてもらうなんてさ」
 吹っ飛ばされた体を起こすと、でかい箱が視界に入る。
「でも、一ついいこと教えてやるよ。俺にはにんにくも十字架もきかないぜ?」

[ストーブ]
 肉の焦げる臭い。ぶちまけた臓物は水分を飛ばしながら燃え盛っている。
「人工ストーブッ」
 おー。まさに名の通り。横顔には悦笑の他何もなかった。

[ナイフ]
 お子様の持つもんじゃねえっつうの。で取り上げられた銀色を目で追いながら、左手を思い切り振り上げた。
「お前、忠告きけねえ奴か?」
 降ろす間もなく戒められた左手を、今度はじっと見つめて、お子様が笑う。
「悪いね」
 わかりゃいいんだ、は言葉にならず、血反吐が出た。
「ジ・エンドだよ、オジサン」

[ストラップ]
「首にかけるなんて、命知らずだね。それともタダの馬鹿?」
 細首を紐で吊るように持ち上げた。のどが鳴る。どうやって遊んであげようかな? 女が口を開く。
「…タダ、のば…かかも、な、」
 だって、もう一度、お前に会いたかった。それだけだ。それだけなんだ。…あっ、そう。
「Good night」
 ストラップが揺れた。もうそれには興味がないよ。

[アナログ]
 文字盤がかすれて、読めない。
「だからデジタルにしろっつったろ」
 でけえ世話。
「開始の合図は鳴るんだ。構いやしねえ」
 火の爆ぜる音を聞きながら、その時を待つ。デジタル時計のアラーム。止めた少年が立ち上がった。
「任務開始だよ」
「合図がまだだろ」
 はい、後ろがら空きチェックメイト。
「今時合図はデジタルアラームだよ、オッサン」
 あはッ。任務完了。

[ジッパー]
「げっ、肉挟んじゃった」
 鞄に入らない肉片をぎゅうぎゅうと押し込む。キャパシティ限界。
「別に良いんだけどさあ」
 ねー。おねーちゃん? 長髪の腐敗した恐らくは少女に接吻を一つ。この頭だけあったら、後は邪魔なだけ。

[カントリー]
 国なんてあってないようなもんだろ? 大仰に笑う男に、わたしは微笑んだ。
「そうね。そうかもね」
 でも、わたしは、ね。
「わたしは国境がないと働けないけどね」
「何で」
 答えを聞かずに、男が倒れた。鉄の臭いだけが充満している。
「だって、スパイで殺し屋なの」
 スパイって、そういうものでしょ?

[ブランコ]
 後ろから声をかけられて、少女が戸惑った。真正面を向いたまま動かない。
「怪しいものじゃありませんよー。ね、お姉さん、ブランコって何かに似てると思わない?」
 唐突に切り出すと、少女が逃げの体制に入る。俺はね。このブランコって、
「命に似てると思うんだよね」
 振り返るから、殺してしまった。
「怪しいものでも、怪しいものだとは名乗らないんだよん」
 じゃーね、罪もないお嬢さん?

[イフ]
 もし、身分が同じだったなら。
 もし、異性だったなら。
 もし、戦争がなかったなら。
 もし、もし、もし、あなたがわたしを愛してくれたなら。
 もしかしたら、残酷な現はなかったかもしれない。
(もっとも、Ifがあったとしたらこの世界そのものの有無すら怪しいけれど?)

[トランキライザー]
 三流ゴシップもまっつぁおなくらい、陳腐で平素で超一流な犯罪者は、いつもどこっかしら不安定で、すれ違う奴等に言うのさ。
「矛盾こそが一等最高だ」
 ってね。ははっ!

[サファイア]
 うっへえ、蒼い宝石だってさ、俺は大嫌いだね。反吐が出るさ。
 男は吐き出すような仕草をして、けたたましいほど笑った。目深に被った帽子を除けてやると、目を張ってこちらを見るじゃないか。
「蒼い眼だってさ、俺は、大嫌いだね」
 殴りかかってくる男に、俺は唾を吐きかけた。

[マドンナ]
 マドンナが、聞いてあきれるぜ。お前みてぇなドンパチが酒の摘み、なアマのことを、この国じゃあマドンナっつうのか? それじゃあ俺の故郷なんてよ、マドンナの宝庫だぜ。
「そういった彼奴の頭がさ、次の瞬間吹っ飛んだんだぜ?」
 マドンナってのは心底おっかねえよ。

*このバトンを回す人を三人*

勝手におし

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orzなんで全部アレな感じ…orz
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