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「どうして、そんな格好をしているんですか?」
「気分が出るでしょう?」

 尤も、あちらの姿でも気が失せることはないと思うけれど、と、未亡人は笑う。

「随分な自信ですね」

 仕事を終え、未だに黒のボディスーツを身につけているジョーカーと比べてアンジェリクの衣装は整ったものだ。闇色を基調としたイブニングドレスに、盗んだばかりの宝石をまるで昔から自分の持ち物であるが如く付け、それはアンジェリクの白磁の胸元で光輝いている。唇には彼のそれではなく、ペールパープルをさしている。麗女は口角を上げた。

「自信がなければ、怪盗を生業にしたりしませんわ」
「…どうでもいいんですが、その口調はなんとかなりませんか?」
「どうでもいいなら、構わないでしょ」

 後ろに卸している髪を優美に掻き上げてやれば白の項が見えて、見る者を惑わせる。まさに、天使、女神、が似合いの言葉といえるだろう。第三者から見れば、の話だけれど。
 ジョーカーが頭を抱える。どこが天使、だ。悪魔すら裸足で逃げ出す性格の悪さを兼ね備えた天使など、居てたまるか。
構わないでしょ。と言ったアンジェリクの、挑発的な視線。乗るか、否か? ジョーカーは椅子から立ち上がった。


予定だったものその2。これは前のせたか…?


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