くぼのかなのみき

摘み取る事も出来ない想いなら、いっそ。
この感情は、愛、ではないの。
叫んで。届かない。足掻いて。落ちて行く。
集団の集団による集団の為の恋愛鎖国。
模範的な回答は複雑な公式のみ置き換える事が出来る。
世界で一番嫌いなのは如何してか私のことを一番好きなあなたです。
蜘蛛の巣のように張り巡らされた感情。



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そんなもの全て含めて僕は君を好いている。

マトリューシュカ

マトリューシュカのように
私は生きる
私の中に私を
その又中に私を
そして時々私の中から私を出して
弄ぶの
マトリューシュカのように

無変換に合いの手を打った

もしどこかに私　を　忘れて　き　たとし　ても
あなたがいれば
絶対大丈夫だと　私　言い　切　れるか　ら
愛だ　なんて　言いたくないけ　れど
多分　そんな　ようなものだか　ら

歌に乗せてゆこう　よ
何処までいかれるか　し　ら
私　が　私　を忘れて　それで　も
あなたさえ　いれば
絶対大丈夫だと　私　わか　って　いる　から

さ　あ

消失

泣きたくなるよ。
しょうがないじゃないか。
がんばって。
がんばって。
それでも終わってしまった。
泣きたくなるよ。
哀しいなあ。
がんばって。
がんばって。
ねえ、それでも。
消えてしまったじゃ、ないか。

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小説が、ですよ。

記憶

銃声
叫声
死声
迷声
絶対普遍腐敗仮定
結果結論
平伏したその場所に
埋もれるのは必ずしも楽園ではないの
母の言った言葉
馬鹿馬鹿しい過去の記憶
もう聞こえない
優しい記憶

おひさまとわたし

おひさまのひかり
わたしをおいかけてくるの
ね、ね
どうしてそんなに
わたしのうしろ
くっついてくるのかしら
ね、ね
おひさま、わたしをすきなの？
ね、ね
それだったら
わたし、ね
それだったらとっても
うれしいな
って
おもうのよ
わたし、おひさま
だいすきなんだもの


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ね　む　い　。

約束

どうしても約束を果たさなければならない、というなら、それは、約束ではなくて、ただの拷問だ。
拷問に耐えなければならない、というなら、既にその約束の意味は、意味を果たしていない事になるのだ。

おふとん

めるひぇんのせかいに
いざゆかん
きみとてをつないで
きらきらとしてて
わくわくとしてて
それでいてとも
ふわふわで

そんなめるひぇんが
たくさんのせかいに
いざゆかん

ふとんのうえでねがえりをうったのは

だあれ

鈴の鐘

鳴るの　鐘が　心の中で

りんごん　りんごん

かんかんかんかん

鳴るの　鐘が　夢の中で

しゃら　しゃら　しゃら　しゃら

りんりんりんりん

鳴るの　音が　闇の中で

わんわんわんわん

こうこうこうこう

鳴るの　音が　闇の中で

聞こえ　ないの　闇の　音が






ちごめんなさいりごめんなさいん



ちりん

闇

もう、二度と開かない。
闇に落ち込んで。
もう、二度と始まらない。
終わりはとても唐突に訪れて。
それが終わりかどうかを
私は見極める事すら
出来なかったというのに。

おやすみなさい。
ありがとう。
もう、いいのよ。
記憶の欠片とともに
おやすみなさい。
ありがとう。

あなたはやみにおちこんで
もう、にどと、そこからはいあがることは
ないのでしょうね

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そんなわけで、ケータイさんが本格的にさようならですげふあー。充電器に繋いでても電池一個だもんな。10分経たずに切れるもんな。