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サス(→)←ナル小説っぽいの。
ナルトしか出てこない。

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乗りかかった船だ。
責任感、というやつ、だ。多分。

ちょこん、と座った金色は、座ったは良いけれど心地悪いのか尻を上げては座布団に座りなおす、と延々と繰り返していて、目の前に、此方はおとなしく座って出された茶をこれまたおとなしく飲んでいる桃色の髪をした元マンセル仲間といえば、なにやら汗、恐らくは冷や汗だろうが、そんなものをかいていて、それは珍しい事なのだ。
だから、ただ事ではない、と、そう思った。
というか、ひよこ髪のウスラトンカチが小さくなっている時点でもうただ事ではないのだけれど、それはそれ、ドベのことだからなにか、やらかしたんだろう、と、思ったのだ。
ドベのウスラトンカチが、何か、を。

「で、コイツはどうしてこんなことになっているんだ?」

茶を受け皿に置き、机の上に申しわけ程度に置いてあった俺は食わない饅頭をサクラが取ろうとした時に、たまっていたものを吐き出した。
此処に来て、もう30分だ。
その間にもウスラトンカチはきゃいきゃい言いながら部屋の中を走り回ってふでに壺を三つ程破壊してくださったし、茶はポット三杯分くらいなくなっていて、それはほぼ全てサクラの腹に収まっている。
その度に自分は湯を沸かしに行っているのだ。
たった、30分の間に。

「おい」

黙りこくってしまったサクラに、詰め寄る。
どうせ、ウスラトンカチが何かしたんだろう。何をしたんだ?

「・・・・・あー・・・・・・・ほら、医療忍者でしょ」
「あ?」
「私」

突然だ。
何と関係しているのかわからないけれど、サスケはとりあえず『ああ』、となんとも情けない返事を返しておく。
サクラが、いつものように、饒舌になった。
ここで気付けばよかったのだ。そうすれば、まあ、なんとかウスラトンカチだって追い出す、というか、サクラと共に放り投げることも出来た。
子供になっているこいつは、どうせ俺よりもサクラを選ぶのだろうから『俺に泣きついてきて手放せなくなる』などという事は危惧しなくてもすむ。
だから、ここで気付けばよかった。

「私、医療忍者でしょ。やっぱり、実験とかもするのね。ほら、判るでしょ?何回かサスケ君も実験台にしたから。そう、でね、今回作ってたのは、まあ、ありきたりっちゃあありきたりなんだけど、精神はそのままで肉体だけを幼くさせて、スパイとして送り込めるような代物なの。前にも作ってたけど、あれはキバに飲ませて失敗作だったことが判ったからーっていうか、精神だけが幼くなって肉体そのままの薬とか、きもちわるいだけよね。ああ、それで、今回は液体じゃなくて、固体にしてみよう、って思ったのよ。なんていうか、錠剤、みたいなのじゃなくて、お菓子系のね。チョコレートに混ぜてたのよ。出来たから。その薬が、出来たの。で、チョコレートに、混ぜたの。でね、ナルトに食べさせたのよ。勿論、期待される効果とかも本人に確認させた上で。だけどね、私、忘れてたのよ。その、食べさせたチョコレートには、昔遊びで作った完璧な『子供返り』の薬が既に混ぜ込んであった事。そんなわけで、これが事の顛末ね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・は・・・・・?」

息もつかせぬ長文に、普段無口な男は勝てるはずもない。
『はー、すっきりしたー!じゃ、私まだ後片付けとか残ってるから帰るわね!ナルト、宜しくー』と、本当にすっきりした顔で煙だけを残していなくなった少女のいた場所を呆けた顔で眺めていると、横では吃驚したような顔をしたひよこが固まっていた。
おい、と声をかければとたんに泣き喚く。
怒鳴ろうにも、今回はこいつが悪いわけではないのだ。
ないので、『自業自得だ』ということもできない。


そういうことで、サスケは小さくなったナルトを預かる事にあいなった。
だからそれは、責任感だ。
乗りかかった船だ。

「どうしろっていうんだ・・・・・・・・」

責任感だ。

ああ、俺が何をした。
あががが意味のわからないものが出来ました・・・・・!結局何が言いたかったのか判らないあたり私らしいかと。

そんなわけで、ば たん(倒)

「さーて、次はサスケの番だってばよー?」
「・・・ちっ」

サクラから始まったこのイベント、既にキバとヒナタとシノのコサージュが投げられていて、それぞれ、キバの色はヒナタに、ヒナタの色はナルトに、シノの色は、上から直滑降してきた烏に取られている。
そんなわけで、中盤の大物、やっとこさ、うちはサスケの出番だ。

朝礼台に、いかにも面倒臭そうに上る。
そして、いのとサクラが目を輝かせる中で、振りかぶって、投げた。
あくまでも例えれば、だけれど、おもちゃを『とってこーい』と投げられた犬のように走る美女二人を他所に、ナルトがじと目でサスケを見やる。
視線に『何だ』と返してやるが、そこはもうバレているようだ。
ふう、とひよこ色の上で手を広げてやれば、其処から青の色をしたコサージュが落ちてくる。

「何やってんだってばよお前・・・・」
「さあな?」

が、とりあえず最初に決めたルール―もうこの時点で『くだらない遊び』ではなく『何か、を賭けた戦争』のようになっているけれど―では、『最初にとった人のもの』なので、貰っておく。
ぶつくさ言いながら戻ってきた少女たちを何とか宥めて、イベントは再開された。

いのは、サスケめがけてコサージュを打ち、見事に避けられてポスン、と嵌ったのはシカマルの手の中。
『あんた何ちゃっかり取ってんのよー!』と叩かれた。

そんなシカマルは、というと、こちらもサスケに負けず劣らず、というか寧ろ超える勢いでやる気がない。
朝礼台の前にナルトを呼び寄せると、その手の中に自分のコサージュを収めた。

チョウジに至ってもそれはあまり変わらず、一瞬だけぱりぱりと菓子を食べるのを止め、シカマルに渡す。
食い物以外には、あまり興味がないのだ。

さて、全てを投げ尽くした子供たちは、最後の最後で又騒ぐ。
それは『疲れた』だったり『めんどくせえ』だったり『お腹すいた・・・・』だったりするわけだけれど、如何せんとりである。
とりあえず、とって置こう。
シカマルとチョウジは蚊帳の外に置かれたが、あとのやつらはみんな朝礼台に集まった。

とん、とん。
金具の音をさせながら、ナルトが朝礼台に上がる。
くるり、と校舎の方を向いて、サクラのように仲間に背を向ける。
すう、と息を吸ったナルトが、笑った。

「今までお世話になりました!せぇーのっ!」

投げられた、黄色のコサージュ。

ナルトが、振向いた。

-------------------------------------

誰が取ったかはわからない、っていう。
まぁ、オチというかなんというか、ですが。
あれです。
結局即興です。赦して涼さん・・・・・・・・・!

びーばすらーんぷ!これでも書けるようになってきたほうだぜー!
さてと、これも拍手に突っ込んでくるかー。
『せぇのっ!』

声と共に高く投げられたのは、ブーケ・・・・・を象ったわけでもないけれど、コサージュだ。

黄色いコサージュ

卒業式だ。
周囲から『お前は中学校も卒業出来なさそうだな』と散々言われていたナルトも、流石に義務教育だけはなんとか終わらせ、無謀だ、と言われていたサスケと同じ学校に行く事も決まった。
無謀だ、とは言われていたけれど、ナルトだって基本的にはそこまで馬鹿じゃないのだ。
ただ、酷く、人よりもかなり、飲み込みが遅いだけ。
それを知っていたから、サスケが根気よく、根気よく、覚えさせていった。
まぁ、詰まる所、サスケのおかげ、といってもいいのかもしれないけれど、とりあえず、入ってしまえば此方のものだ。
うんよく奇跡的にそれなりのレベルの学校に入り、明日からは在校生よりも一足早い春休み。
という事で、今日は卒業式なのだ。
中学校生活、最後の日。
せっかくなので仲良し組みで集まって、校内での卒業記念式を行おう、と思い立った。

「この学校とも今日でお別れだってばよ!」

銀色に光る校庭の朝礼台の上で、ナルトが長い髪を振って、声をあげる。
サスケが下から『黙れ』とその髪を引っ張った。

「なにすんだってばバカサスケ!」
「フン・・・」
「むー!なー、キバははしゃぐ俺の気持ち判ってくれるだろ!?」

スカートがめくれ上がるのも気にせずに朝礼台から飛び降り、おちゃらけ仲間のキバに同意を求める。
『ふっ・・・・・俺はもう、大人になったんだぜ・・・?』
髪を掻き上げる仕草をしながら呟いたのを、ナルトが腹を抱えて笑った。



往々に、鞄から花のような形のコサージュを取り出したのは、それが今回集まったメインの目的で、サスケが心底面倒臭そうにそれを取り出し終わったところで、ナルトがもう一度朝礼台に上がる。
阿呆のようなくだらないメインイベントに、集まった仲間が騒いだ。

「くだらねえ・・・・」
「わーかってねー!全く・・・くだらないから、いいんだろ!」

イベント、といったって、本当に、それこそ鼻で笑ってしまうほどに下らないもの。
それでも、それを聞いた仲間は集まったのだ。
『面白そう』が、一番の理由で。

ひとりずつ手にコサージュを持ったやつらが、朝礼台の前に並ぶ。

「じゃ、いくってばよ!」




詰まり、要は、花嫁がブーケを投げるようなものだ。
朝礼台に上った一番手のサクラが、後ろを向いてピンクのコサージュを投げた。

「とととと・・・・とりましたぁ―――――!」

リーの嬉しそうな声が響き渡り、サクラがその顔面向かって飛び降りる。

「なんで一年前に卒業したリーさんがいるのよぉぉおぉー!」

しゃーんなろー!叫ぶサクラを尻目に、イベントは続く。


「さーて、次はサスケの番だってばよー?」
「・・・ちっ」

--------------------------------
めんどくさくなったので、ここまで。オチはあるけど、中身が思いつかないんで。
乗り継いだ電車の中。
肩にかかる重み。
思わず学生鞄で叩いた。

「じゃま」
「うるさい」

凭れ掛かられるのは嫌いじゃない、のだ。
嫌いではいけれど、ここは二人ではない。
だから、詰まる。
だって、可笑しいじゃないか、と思ってしまうのだ。
二人は何処からどう見ても男で、着ているのは真っ黒な学ラン。
隣にいる奴は肩口に顔を埋めるようにまでして、凭れ掛かっている。
自分に。
そして、多分自分の顔は赤いのだ。あきれながらも。
そんなの、普通の人から見たら、可笑しいじゃないか。
其処まで思って、ふと隣から声が聞こえた。

「ほっとけ」

何を?

・・・・・・・・。

「じゃま」
「うるさい」

溜息。
『ほっとけ』は、多分、その前につくはずだった『他の奴等なんて』という括弧書きにかかるのだろう。
主語がない。

滑稽じゃないか?
普通から見たら酷く可笑しい光景だ。
肩なんて軽く貸してやったらいい。
なにも紅くなる事なんてないのだ。
女の子みたいに。

「・・・」
「おい?」
「アホらし・・・」

ということは、紅くならずに普通にしていればなにもおどおどする事はない。
肩なんて、簡単に軽く貸してやったらいい。
面倒臭い。

「俺も寝る」

面倒臭いので、そこで思考をストップしよう。
そして、今度はお前が苦しむといい。
悩め悩め。
凭れ掛かっていた男ごと体を起こして、逆に自分が凭れる。
男から、『おい』と聞こえた。

「ほっとけ」

つまりは、そういうことだ。
気持ちの有効活用だな。
と思う。
アイツが好きで、だけどいえないものだ。
言葉に出来るほど簡単に気持ちじゃない。
軽く言葉にしていいほどの気持ちでもない。
だから、いえないし、言わない。
けれど、その事はアイツも判っているのだ。
そしてアイツは、わかった上で言うのだ。
言葉にするのがこの上なく素晴らしく下手で、なのに時折。
そう、時折何故か饒舌。酷く。
遠慮して尚引っ付いてくる手も、うざったいと思うより、暖かい。

気持ちの有効活用だな。
と思う。
すきだけれど、いえない。
だから、有効活用だ。
代わりに言うのだ。

お前は特別だ。

そうするとアイツは一度愕いたような顔をしてから、笑う。
それが見たいから、活用する。
いえない言葉の、有効活用だ。
だってそれで、届くのだから。

---------------------------

まぁ、キャラは何に置き換えてもよいのですが。
つか、まじで、文才・・・。
ととこさん文才ないと思う人手ェあげてー!はーい!はーい!


6票くらい入るよ。(6人くらいしか見てないんじゃなかろうかねこんなブログ

もうね、いいんですよ。
文章なんて、あとで変えるから。


サスナル←ヒナタ小説




乙女


私は、彼の隣が欲しい。


「おっヒナタじゃんか!久しぶりだってばー」

振り向くと、大好きな黄色い髪と青い目をもつ人が、悲しげな表情をしていました。

いつもと変わらない笑顔。
だけど、そこに『彼』が居ない。

「ナ…ナルト君…久しぶり…」
「聞いたってばよーヒナタ。暗部志願したらしいじゃん」
「うん、あ…ナルト君…あの、その…こっこの後…開いてる…?」
「俺ってば今暇人だから大丈夫だってばよ」

甘栗甘。他愛もないおしゃべりで時間が過ぎていく。
昔の私が何よりも欲した構図。
でも、私じゃあ本当の彼の笑顔を作ってあげられない。

「ナルト君…サスケ君は…今日忍務じゃないよね…?」

意を決して問うヒナタの目には昔絶対的なものとしてあった揺るぎがなく、ナルトは体を振るわせた。

「ナルト君…笑ってないよ…喧嘩したの…?」
「…」
「わかるよ…ナルト君が落ち込むのは…大抵サスケ君が関わってるとき…だよね

「…あーあっ女の子ってなんで鋭いんだろ!」
「え…?」
「サクラちゃんにもいのにも言われてきたってばよー」

そんなに表に出てるかなー?忍として失格じゃん!

困ったように笑うナルトに、ヒナタは首を振る。

「違うよ…。ナルト君の事を…みんな見てるんだよ…」

ナルトとサスケは上忍になって直ぐに暗部に昇格した。
いつもナルト君の…ううん、二人の背中を追いかけていた私がその道に進むか、足踏みしている間にも二人はどんどん上へと上っていく。

いつだったか、彼らと同じマンセル仲間だった桃色の髪の少女が言っていた。

『私、ナルトとサスケ君の半運命共同体になりたいの』

ひたすら夢に突き進むナルト君と、ナルト君の目指すものの隣を目標とするサスケ君。
彼女はその一歩後ろで、支え、支えられながら居たいと、言っていた。

『もちろん、現在進行形でね』

「私が…ナルト君の運命共同体になりたいっていったら、ナルト君は…どうする…?」
「え…?…っと」
「うん…困るよね…。」

判ってるの。
私とあなたじゃ、求めるもの、目標とするものが違う。
だから、運命を共にすることは出来ない。
私はあなたの一番にはなれないことも、あなたの一番は他にいるってことも。
サスケ君ですら、ナルト君の一番にはなれないんだもの。
ナルト君の一番は、ナルト君自身だから。

「わ…私が求めるものは、サスケ君に、近い、と、思う…の」
「イヤイヤイヤ!ヒナタとアイツじゃ似ても似つかねーってばよ!」
「違う、の」

私は、ナルト君の隣に居たいの。
私が、ナルト君に笑顔をあげたいの。
だから本当は、彼が疎ましい。
私が進むことを拒んでしまう荊の道を、いとも簡単に進んで行く。
彼の、ほんの少しだけ後ろで、軌道を修正してあげられるように。

「あ…ナルト君、後ろ…」
「ん?わ、アイツってば機嫌悪そーな顔してるってばよ」
「ご、ごめんね…」
「ヒナタが謝る事なんてなんもねえってばよ」

古い音をさせてドアを開けると、まるでこの世の終わりみたいな顔をしたサスケが居た。

「帰るぞ」
「あ、ま、待ってサスケ君…」
「ヒナタ?」
「サスケ君と、ちょっとお話したいの」
「…」
「俺ってばそこで待ってるから、終わったらこいってばよ」

指した電信柱までナルトが走っていってしまうと、ヒナタは口を開いた。

「サスケ君…私、ナルト君が好きなの。笑顔が。サスケ君がナルト君と恋人どうしなのは知ってる。それでも、いつか、私がサスケ君よりも強くなったときに…」

俯いていた顔を上げた時、そこには、昔の物事すべてにオドついていたヒナタの姿はなかった。

「変わったな」
「ナルト君のおかげだよ」
「お前がどんなに強くなっても、ナルトは渡さねえ」
「渡さしてもらうんじゃ、ないよ。…奪うの…その位置を」
「やれるもんならやってみな…けどな、アイツはお前のもとには行かないぜ?」
「…どうして?」
「さあな…アイツの隣を奪取する事を諦めたら、教えてやっても良いけどな?」
「…別に、いいよ……」

一瞬、風が吹いて二人の周りの時を止めた。
次に風がやんだとき、ヒナタは後ろを向けて走っているところで、サスケは息をつくと電信柱へと向かうのだった。

「うかうかしてられねえな」
「何がだってば?」
「何でもねえよ…それより、手前が半壊させたうちの蔵、ちゃんと直すの手伝えよ」
「わーかってるってば!」

  ---

「っ…まだ足ガクガクして…る…」

でも、言えた。



ナルト君が幸せなら、それでいいよ。
でもね、ナルト君を幸せにしてあげられるのは、私が良い。

だから私はナルト君の隣を欲するの。
それがたとえどんなにに無謀だとしても。








スクランブルビート

「バカじゃねぇの」

 振り上げた腕をがしりと捕まれて、そこを舐め上げられていたときにナルトはつぶやいた。

 吸い付いてくるサスケを引き離そうとして無理に腕を暴れさせていると、取られていた腕をガリと噛まれた。
 だらだらと流れる紅が傷の深さを物語っている。
ナルトは顔をしかめた。

「血ィ出たんだけど」
「安心しろ消毒してやるから」
「バイキンはいるってばよ」

 最後の言葉は聞こえなかったのか、聞き流したのか。
 反応せずにひたすらに流れる血を舐めつづけるサスケを見て、狂っていると思った。
 サスケも、だけど、他ならない自分自身が。

「こういうのを『ユーエツカン』っていうのか?」
「優越感はいつから外国の言葉になったんだ?日本語くらいしっかり読めるようになりやがれ」
「うるせーばーか」

 唾液にまみれた腕を未だにしゃぶっているような男に言われたくない。

 ポカリと頭を殴ってやると、やっとこさ腕から顔を上げたサスケが今度はその蒼の瞳を悩ましそうに眺める。

 このまま行ったら眼球まで溶かされてしまいそうだ。
 ナルトは顎に力を込めて舌の皮に歯を立て、ピリと痛みが走ったのと同時にその舌でサスケの頬を舐める。
 赤い印がついたナルトのように丸くもない頬にもう一度舌を乗せて勢いのままに薄ピンクの開かれた口にそれを差し込んでやった。

 合わせるだけの口づけが段々と深さを増していく。
 その刹那、サスケがちらりと見やったナルトの腕にはもう傷痕はなく、狂ったように口元に溢れる唾液を飲み込むサスケの目に映ったのは、狂ったように息と快楽を貪るナルトの姿だった。


深夜番組って怖い。

さてそんなわけで、川原。
なんかもうごめんなさいな話題で盛り上がってましたっていうか、えろわーどの放出量が凄かったって言うか黒猫先輩は受けでしたっていうかていうかていうかていうか先輩ボイス有難う御座いました・・・・よし、まとまった!(どこが)

りばでもなんでもやってるといいよろりこん。


それでは、ちょっとぶりに、小説っていうかほんとに小話だな。
これ書いたの何時だったっけかなー・・・・・?4ヶ月くらい前だった気がする。


ギヤマン(サス←ナル)




サスケはバサリと羽をはためかせて。

 ナルトは尾を振り仰ぎながら。


 衝突の合間に

 確実に繋ぎあった手と手は

 いとも簡単に離れてしまった?






「まだ、終わってねぇ」

最後、お前は笑い。


心と心は、合わさった。


「絶対に連れ戻す」


 お前がどんなに頑張っても抜けられない『輪』というものが存在する。

 輪からお前が抜け出す事は、許されない。

 回るお前の世界の中で、俺は、俺の存在は誰よりも、どんな事よりも、大切な
もののはずだろ?


お前が、そう言った。

だからお前を諦められずにいるんだ。

だからお前を諦めずにいるんだ。


俺がお前のものなのと同じように、お前は俺だけのものだから。

だから。


『大蛇丸には、渡さない』



ゴン総受け!

ハンターミュージカル久しぶりに見てます。
ing系です。

順ちゃんかわ・・・・・・・!

やーもう、ほんと、かわいい。

ら ぶい!

『チームワークはばらばらだけどね!』
とか
『仕事なんだからまじめにやろうよ』
とか
だ い す き ですほんとなんだもうなんだもう。



で、よし。今日も行きまっす。

出会った事が最大の失敗2



サスケは息を吐いた。
目の前に居る女が苛立たしくて仕方ない。

いつもの様に狭い路地に入ると、少女が一人立っていた。
珍しい事もあるものだ。
ちらりと少女を見やったサスケは、興味なさげにその視線をずらす。
素知らぬフリを通すため、サスケが鞄から本を出すのと少女サスケに話しかけるのはほぼ同時だった。

『サスケ君…あの、これ…』

少女は手に持っていた封筒をサスケに渡そうとする。

(冗談じゃねぇ…こんなもたもたしてたらアイツが来ちまうじゃねえか…)

受け取った(というより強引に渡された)手紙を、サスケはその場でビリビリと引き裂いた。
大抵の女は此処で踵を返すのだが、同じクラスの日向を思い出させる、外見とは裏腹に根性が座っていたようだ。

(こんなところまで腹黒陰険女に似てんじゃねえよ・・・・・・)

『アイツ』に関して己と同じように視線を傾けるあの少女を髣髴とさせる目の前の女。
口を開いた。

「サスケ君、・・・・・・・・好きです付き合って下さい!」
「断る」

言い放つサスケに、少女はクっと眉をひそめる。

「どうして?」

五月蝿い。
どうでもいいだろう。
お前には関係ないだろう。
喉まででかかった台詞が、口から出る寸前で、止まった。

ビルの陰で、物音がする。
黄色の・・・・・

(あれは・・・・・・)

見間違うはずも無い、『アイツ』の髪だ。
見え隠れするひよこ頭に口角を上げているサスケを、前にいる少女は訝しげに見る。

「サスケ君?」

その瞬間、頭の中でくるくると渦を巻いていた少女に投げるはずだった『どうして付き合ってもらえないのか?』への答えが、自然に口をついた。

「俺には好きな奴が居るから」
「サスケ君…っ」
「あそこにいる奴」
「・・・・?」

指をさした方向から『ううぇぁ!?』という叫びとも何ともつかない声が聞こえてきたのと少女が振向いて固まったのはほぼ同時だった。

「おっおっおっおま・・・・・!」

何言ってるんだってばよ。
そんな言葉を聞く前に、サスケはつかつかとナルトの元に近寄り、抱き寄せる。
そして少女は。


「っ・・・・・・・!」

逃げた。





・・・・・・・うん。またいつもながらにまとまりのない。
とりあえず、出会いは終了したぜやったね・・・・・・・!
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(C)客喰う柿。 / ブログ管理者 ととこ
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